K&G RACING S耐プロジェクト「ピレリスーパー耐久シリーズ2020 Rd.4 ツインリンクもてぎ 」参戦レポート

大崎 達也選手の「ピレリスーパー耐久シリーズ2020 Rd.4 ツインリンクもてぎ」 参戦レポート!!

K&G RACING S耐プロジェクトは2019年から挑戦を開始しました。
フォーミュラEnjoyを中心に活動を開始してから今年で12年目になります。お陰様で2015年から5年連続でシリーズチャンピオンを獲得させて頂きました。チャンピオンを獲得したドライバーの次の目標の一つが「スーパー耐久シリーズ」への挑戦です。ST-5クラスに参戦中のクローズアップレーシング様の協力で実現したことを深く感謝しております。

日時:2020年11月21日~11月22日
場所:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1ツインリンクもてぎ
チーム:クローズアップレーシング 様
クラス:ST-5クラス #182 フィット
メンバー:Aドラ=谷岡 力選手、Bドラ=大崎 達也、Cドラ=猪股 京介選手、Dドラ=霜野 誠友選手
<レース結果>
予選:8 / 13 位
決勝:3 / 13 位

 

<予選>
予選はAドラ・Bドラ合算タイムで争われます。岡山に引き続き路面はドライコンディション。気温は20℃オーバーと比較的過ごしやすい気候でした。
今回は5時間レースということもあり、土曜:予選、日曜:決勝という流れでした。
11月21日 13:00~、定刻通りAドラ予選が開始されました。ドライコンディションという事もあり、荒れた展開になることはありませんでしたが、開催時期の影響もあってか去年の予選トップタイムより2秒も速い展開になっていました。この時点で総合9番手。
14:00~、いよいよ大崎が担当するBドラ予選が開始されました。外気温はほぼ変わらずの状態。路面温度もそれほど低くはなかった為、4~5周目にアタックをするイメージでコースインしました。前には4号車。つかず離れずの状態で追いかける形をとりながら4周目にアタックへ。突っ込み過ぎがタイムへ露骨に響くもてぎ。自分自身に丁寧に走ることを言い聞かせながら、この周で2分21秒848を記録。その後も1周のクーリング走行を挟み再度アタックを試みましたがタイムの更新はできず、Bドラ予選7番手、総合では8番手という結果になりました。

<決勝>
今年初の5時間レース。前回までと打って変わって決勝は全クラス(全8クラス)が一斉に走行します。天候は曇り空ではありますがドライコンディション。スタートは昨年までチームメイトであり、今回再度一緒に走ることとなった霜野選手が担当。霜野選手(Dドラ)⇒猪股選手(Cドラ)⇒谷岡選手(Aドラ)⇒大崎⇒猪股選手とバトンを繋ぐ予定で決勝へ挑みました。
〜11:00〜定刻通りグリーンフラッグが振られ、フォーメーションラップが開始されました。今回は全クラスでのレースの為、スタート直後の混乱を避ける理由から、ST-X・ST-Z・ST-TCR・ST-1・ST-2・ST-3とST-4・ST-5の2グループに分けられスタートが切られました。スタート直後ペースの速い50号車、111号車、72号車に先行を許し11番手に後退しましたが、約1時間淡々と一定のペースを刻み、Dドラ⇒Cドラへバトンタッチ。
Cドラは元々ショートスティント予定だった為、約40分を走行しAドラへバトンタッチ。この時点で10番手。フロントタイヤを交換しピットアウト。その間他車は接触やマシントラブルがありましたが、自チームは何も無く1時間のスティントを無事にこなし、大崎のスティントに。この時点で8番手。給油のみでタイヤは無交換。
気温は少しずつ下がってきてはいましたが、ブレーキ・タイヤは少し厳しい状況でした。ピットアウト後無線では2分24秒半ば目標で周回の指示。最初の数周こそへたり始めたタイヤとブレーキに困惑をしましたが、何とかドライビングをアジャストし、また速いクラスが迫って来た際のタイムロスを最小限にしながら2分24秒3~2分25秒0付近で周回を重ねていきました。ペースの上がらないマシン等も出始める中、終始安定したパフォーマンスを発揮してくれるマシンと共に1時間を走り抜き、4番手で最終Cドラへバトンを繋ぎました。
ピットアウト時点で5番手。表彰台圏内である3番手に対し約1ラップ程のビハインド。そこで3番手走行中の4号車が突然のスローダウン。ガス欠症状でピットイン。このタイミングで4番手に浮上しましたが、自チームのルーティンピット時に再度逆転されます。そこからまずは4位走行中の66号車を追いかけましたが、ラスト5分の所でFCY(フルコースイエロー)提示。ここまでかと思いましたが、1分程で解除され66号車まで5秒のところまで追いつきました。そして最終ラップ66号車を抜いてゴール!!かと思いましたが最終コーナーを回ってきたところで4号車がまさかのスローダウン。チェッカーまでの間に抜かし切り3位表彰台を獲得しました。

<最後に>
今年初の5時間レースは3位表彰台獲得という嬉しい結果を残すことが出来ました。ですが他チームに対し、まだまだ速さが足りていないのは事実です。オートポリス・鈴鹿と更に上を目指せるよう、チーム一丸となって改善をしていきます。今回のレース参戦に当たってサポートしていただきましたチーム関係者の皆様は元より、ご協賛いただきました企業様・個人様、そして現地に駆けつけて応援してくださった皆様に厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。今後もチーム、そして大崎の応援を宜しくお願い致します。

DRIVER 大崎 達也選手
2018年 フォーミュラEnjoy FE1クラス チャンピオン
2019年 フォーミュラEnjoy FE2クラス 完全勝利6連勝!(デビューから11連勝は新記録)
「ピレリ スーパー耐久シリーズ 2019 第3戦富士SUPER TEC 24時間レース」
でデビューを果たしクラス3位入賞を果たす!
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