2022年JAF全日本ラリー選手権 第2戦『ツール ド 九州2022in 唐津』C72サポートチーム 豊田自動織機レーシングチーム参戦記!!

 

GRヤリスRSのCVTモデルが全日本ラリー選手権で見事2連勝!!

大会名:2022年JAF全日本ラリー選手権 第2戦 ツール ド 九州2022in 唐津
開催日:4月1日(金)~3日(日)
開催地:佐賀県唐津市
サービス会場:ボートレースからつ駐車場
結果:JN5クラス(1500cc) 1位

【大会概要】
今年は2年ぶりにギャラリーステージが再開された。徐々に元の大会に戻っているような気配が感じられた。
季節的にも桜満開となるインスタ映えするラリーであった。

 

【DAY1SEC1】
SS1(Sanpou Reverse1):
スタート位置を林道入り口付近まで伸ばし、やや距離を伸ばした設定。タイヤに厳しいと言われるコースだが常に左右に旋回を続けるハンドリングコース。
このラリーの勝負所であるコースがSS1となった。
スタートして500mくらいの右コーナ途中の橋の縁石にスライドした後輪がヒット、少しダメージを探る走行を強いられた。
トー、キャンバーが狂ったみたいで右コーナで大きくアングルがつく、幸いバーストにつながる様なダメージは無さそうなのでペースを戻す。
なんとかSS1はクラス1番手、2WD総合は4番手のタイムとなった。

SS2(Uchiura1):
昨年と異なり、スタート位置から高速ストレートが続くレイアウトになりパワー勝負となった。
高速ストレートはリアアライメントが抵抗になっており車速も上がらず振られる。しかもパワーコースはなかなかベストが獲れない。
このSSもクラス3番手と振るわない、2WD総合でも11番手と厳しいがSS距離が短いためあまりタイム差はつかず。

SS3(Sanpou Reverse2):
TCインまでに15分ほど時間があるので車載工具でのリアアリメント修正を実施。
明らかに目視でトーアウトになっているので目視で修正してスタートに向かう。タイヤも外してカットなどのダメージがないか確認した。
問題なさそうなので、SS1よりもプッシュ、路面温度が高くなっていた為かタイムダウンするもクラスベストを獲得、2WD総合でもR車両86の0.9秒差の2番手とまずまずの順位。

SS4(Uchiura2):
アライメントを修正したので先ほどよりはペースは上がるが、完全には治っていない様で高速ストレートでふらつく。
クラス2番手、2WD総合10番手とやはりあまり速くなかった。

サービスA
SANPOUではクラスベストを連続してSEC1は首位、タイム差はUCHIURAの差で約9秒差と余裕はない。
サービスではリアのトー合わせを中心に作業、リアトーは偏心ボルト調整式だが感度が高く少しの回転で大きくトー変化する、サービスはそこそこ苦戦していた模様。
その間にリアタイヤのダメージを再チェック、ホイールがかなり削られている。
大事をとってSEC2からはリアタイヤを交換することにした。

【DAY2SEC2】
サービスB
朝のサービスはタイヤチョイスとエアチェックがメイン。フロントは摩耗、リアはヒットのホイールダメージ、で4本ともニュータイヤでスタートする。

SS5(Shirakikoa1):
下りが厳しく、苔や水もあるスリッピ―なコース、短い距離なので無理は禁物。ダウンヒルは得意なクルマだが、ここは勾配がキツく車重的にやや厳しい。
安全第一の走り、リアトーは若干合わしきれなかった様だが、実走行上は問題なし。

SS6(Hachiman1):
ここも登坂路は続く、2WD総合順位も10番手、クラス内の重量ハンデも厳しい。

SS7(Bizan Reverse1):
DAY2の勝負ところと思われているコース。クレスト形状が多く荷重抜けからの挙動変化に注意をしながら走行する。

ここはクラスベスト。DAYポイントを考えるとDAY2の首位も狙いたいが無理して優勝を逃すのは避けたい。
DAY2は2位だったが、SS7の感触から淡々と走れば次のSS8のBIZANで逆転できそうな感じだった。

サービスC
タイヤ残り溝チェックをして次のSECを走っても問題ないか確認、全然余裕。特に車両にもトラブルはなく食事をして次へ向かう。

【DAY2SEC3】
SS8(Bizan Reverse2):
クラスベストでDAY2順位も逆転、フルポイント優勝が見えてきた。
気温が上がっためかリアタイヤがやや滑る感じだったが、回り込む形状も多いので無理なく走れた。

SS9(Hachiman2):
ここはやはり厳しい、クラス2番手で2WD総合は最遅の13番手。

SS10(Shirakikoa2):
最終SS、各クラス順位が大体固定してきたので無理をする選手は少ない。クラスベスト、2WD総合でも2番手であがる
JN5クラス2連勝となった。

サービスD
暫定表彰に向けたお化粧直しのサービス。
晴天のターマックラリーはあまり車体が汚れないので洗車作業がかなり楽。
ほぼそのまま表彰、再車検にむかうことになっった。

 

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