ST5クラス2位!!「スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook 第5戦 SUZUKA S耐」K&G RACING S耐プロジェクト参戦レポート!
ST5クラス2位でチャンピオン争いは最終戦に!!
K&G RACING S耐プロジェクトは2019年から挑戦を開始しました。
フォーミュラEnjoyを中心に活動を開始してから今年で14年目になります。お陰様で2015年から5年連続でシリーズチャンピオンを獲得させて頂きました。チャンピオンを獲得したドライバーの次の目標の一つが「スーパー耐久シリーズ」への挑戦です。2021年は、ST-5クラスのNo.456 odula Star5 ROADSTER 様から大崎達 也選手、貫戸 幸星選手の2名が参戦します。是非応援宜しくお願い致します!!
大崎 達也選手の「スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook 第5戦 SUZUKA S耐」参戦レポート!!
日時:2021年9月18日~9月19日
場所:三重県鈴鹿市稲生町7992 鈴鹿サーキット
チーム:#456 odula Star5 Roadster
クラス:ST-5クラス
メンバー:Aドラ = 橋本 陸 選手、Bドラ = 貫戸 幸星 選手、Cドラ = 大崎 達也
Dドラ = 勝木 崇文 選手
<レース結果>
予選:1 / 10 位
決勝:2 / 10 位
<予選>
予選はAドラ・Bドラ合算タイムで争われます。今年度大崎はCドラの為、予選順位をAドラ・Bドラに託す形で予選へ挑みました。
9月18日 14:00~ Bドラ予選が開始されました。今回は台風の兼ね合いもあり、プロドライバーも多く乗っているBドラより予選が実施されました。
予選が開始される頃には雨も上がり、路面はほぼドライ。開始と共に#456は真っ先にコースへ飛び出していき、そのままアタックへ。タイヤの良い状況を上手く使い切り、Bドラ予選をトップで終えました。
14:55~ Aドラ予選が開始されました。状況はBドラ予選時と同等。ニュータイヤを使用したアタックへ入りました。チーム全員がモニタ越しに見守る中、見事タイムを出し切りAドラ・Bドラ合算タイムにてポールポジションを獲得することが出来ました。
15:55~ Cドラ予選が開始されました。予選順位へは直接関わらない為、ユーズドタイヤ+燃料満タンでのテストも兼ねてコースイン。基準タイムをクリアしつつ、決勝へむけたデータ取りを実施し、無事予選を終えました。
<決勝>
迎えた決勝はドライコンディション。空は雲一つない快晴。気温もかなり上昇していました。スタートドライバーはBドラ。
10:45~ スタート進行が開始。全車ピットを離れグリッドへとマシンを運んでいきました。その後グリッド上でマシンと共に写真を撮り、レース前の時間を楽しみました。
11:30~ グリーンフラッグが振られ、全車フォーメーションラップへ。1周回の後、全車キッチリと隊列が組まれ決勝レースがスタートしました。スタート後、後方とのマージンを稼ぐべくペースを上げていきますが、#72,#66,#50もそれに呼応しペースを上げてきます。
1位~4位がハイペースでレースを構築していきますが、気温・路温が上昇するに従い#456はマシンセットの兼ね合いもあり少しずつ後退していきました。約1時間が経過した頃、ピットインの指示。
大崎へとバトンが回ってきました。この時点では4位。給油・リアタイヤ交換でピットアウトしました。タイヤの温まりが早いとは言え、アウトラップは慎重にこなし、2周目よりレースペースへ。ピットと交信し周りのペースに呼応するようにペースをコントロールしました。今回は全クラス混走でのレースの為、ST-5クラスのマシンは速いクラスに上手く抜かされるスキルも重要になってきます。抜かれるタイミングでの接触やタイムロスを無くしながら、ペースをコントロールし走行を続けていました。
約30分が過ぎた頃、ピットより「大崎、このまま一度ピットイン。給油をしてさらに45分走行で」という指示が入りました。当初は45分のスティント予定でしたが、レースの状況を鑑みて急遽ロングでのスティントとなりました。大崎が走行を開始してから約45分が経過した頃、ピットインの指示。給油のみを行いピットを後にしました。その後走行を続けますが、フロントタイヤの摩耗が激しく、中々ペースを上げられませんでした。ですが、3位走行中ということもあり、今自分ができる最高のパフォーマンスを出し、是が非でもこのポジション以上でバトンを託すと決め走行を続けました。結果2位とのビハインドを削り、Dドラへバトンを繋ぐことが出来ました。
その後Dドラ⇒Aドラとバトンタッチ。この時点でクラス3位。2位とのビハインドは約10秒。1位~3位のペースはほぼ同一でギャップは毎周変わらない状態。その中で燃費が厳しかったのかトップ#72がピットイン。ここでトップが#66、2位が#456と同チームでの一騎打ちとなりました。毎周ギャップが増減を繰り返し、一進一退の攻防が続いていました。レースも残り10分を切った頃、ギャップが一気に詰まりほぼテールトゥノーズの状態に。最終ラップに入った時点で、ギャップ約0.5秒程度と本当に分からない状況になっていました。皆がモニタを見つめる中、#456より「ガス欠症状です」の無線。ここで決着がつきました。
無事マシンをゴールへ運ぶことはできましたが、悔しさの残る2位でのフィニッシュとなりました。
<最後に>
予選までの勢いを決勝でも活かして戦い抜く予定でしたが、気温・路温上昇に柔軟に対処することが出来ず、悔しさの残る2位となってしまいました。
ですがまだシリーズチャンピオンの可能性が残っているので、この悔しさをバネに最終戦では必ず勝ちます。その為にも自身の準備は勿論、マシンのテストもこなし万全の体制を築けるように致します。
今回のレース参戦に当たってサポートしていただきましたチーム関係者の皆様は元より、ご協賛いただきました企業様・個人様、そして現地に駆けつけて応援してくださった皆様に厚くお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。今後もチーム、そして大崎の応援を宜しくお願い致します。
DRIVER 大崎 達也選手
2018年 フォーミュラEnjoy FE1クラス チャンピオン
2019年 フォーミュラEnjoy FE2クラス 完全勝利6連勝!(デビューから11連勝は新記録)
ピレリ スーパー耐久シリーズ 2019 第3戦富士SUPER TEC 24時間レース
ST5クラスでデビューを果たしクラス3位入賞を果たす!
2020年 ピレリ スーパー耐久シリーズ 2020 ST5クラスに参戦 シリーズ 7位
DRIVER 貫戸 幸星選手
2018年 鈴鹿クラブマンレースRd.3フォーミュラEnjoy FE1クラス 3位
2019年 JAF地方選手権 スーパーFJ 岡山シリーズ3位
鈴鹿クラブマンレースRd.5フォーミュラEnjoy FE1クラス 優勝
2020年 JAF地方選手権 スーパーFJ 岡山シリーズ4位
JAF地方選手権 スーパーFJ 岡山シリーズ 開幕戦 優勝
ピレリ スーパー耐久シリーズ 2020 Rd.3 in 岡山
ST5クラスでデビューウィンを達成する!