ST-TCR クラス2 位完走!!「スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook 第4戦 TKU スーパー耐久レース in オートポリス」C72サポートチーム Team Noah 「おとぎの国 CIVIC TCR」参戦レポート!!
スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook に参戦するTeam Noahの「おとぎの国 CIVIC TCR」は、7月31日〜8月1 日にオートポリス(大分県)で開催されたシリーズ第4 戦「TKU スーパー耐久レース in オートポリス」のST-TCR クラスに参戦。地元のレースで優勝を狙い2戦連続のクラス2位ゴールとなったが、次戦でのタイトル獲得に期待を持たせた。
福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉に九州のレーシングチームとして2018 年よりS 耐にフル参戦。昨年は新型コロナ感染症の影響で参戦を見合わせたが、今季は2 年ぶりに復帰を果たした。参戦車両は一昨年同様ホンダ・シビックTCR で、今回のドライバーは塚田利郎、蘇武喜和、霜野誠友、清瀧雄二という4名で臨んだ。ST-TCRクラスは今回も2台だけの出走で、全体では9つのクラスに49台がエントリーした。チームの地元であるオートポリスということもあり、車両を万全に整備してレースウィークを迎えた。
オートポリスはアップダウンに富んだドライバーにとってはチャレンジングなコース。ただ阿蘇外輪山の中腹にあるため、天候が変わりやすく、どのような天候にも対応するためのフレキシブルさがドライバーにもチームにも求められる。31 日の予選日は気持ちの良い夏日となった。公式予選はA、B ドライバー2 名のベストタイム合算で争い、塚田と蘇武のベストタイム合算の結果、総合20 位、クラス2 位というポジションだった。また霜野、清瀧も基準タイムを難なくクリアした。
1 日は前夜の雨が朝まで残り、スターティンググリッドに車両が整列した頃は路面はウェットコンディション。しかし決勝スタートの11時直前には雨はすっかり上がり、コースの一部には霧が掛かって来た。11時3分に霜野がスタート。しかし直後に霧が濃くなりセーフティカー(SC)が2回導入され、視界不良のために赤旗が掲出されレースは12周完了で中断。しばらく天候の回復を待つことになった。赤旗中断となったことで、ジェントルマンドライバーの走行義務はなくなり、2 回のドライバー交代義務付けもなくなった。チームはライバルの動きをチェックしながらレースを展開していくこととした。
約1 時間後の12 時45 分にレースはSC 先導で再開となったが、SC が外れた周で97 号車シビックがピットインしてレインタイヤからスリックタイヤに交換。霜野はそこから3 周後にピットインしてタイヤを交換。ここで10 秒以上の差がついた。46 周で霜野はピットインして蘇武に交代。97 号車シビックも47 周でピットインして元F1 ドライバー中野信治に交代した。交代直前には20秒近い差がついていたが、ピット作業も迅速でその差は6 秒までに縮まった。蘇武の走りは元F1 ドライバーを本気にさせたか、両者の差は徐々に広がった。79 周目に蘇武がピットインして燃料補給だけでコースへ。97 号車シビックも翌周にピットインして燃料補給のみでコースへ出ると、2 台の差は9.4 秒に縮まった。しかしその後差は縮まらず16時6 分に105周でチェッカー。総合15 位、クラス2 位でシリーズポイントを積み重ねた。
第5 戦は、9月18〜19 日に鈴鹿サーキット(三重県)において5時間レースとして開催される。
塚田利郎選手「97 号車とのマッチゲームなので、ピットの回数を減らすしかない、チームの勝ちを優先させるという作戦をやっても勝てませんでした。地元のレースですし感情入っていましたし、これまでこんなに悔しいことはないというほど悔しいです。」
蘇武喜和選手「もっと近づいてバトルしたかったです。メカさんたちが頑張ってピットのたびに接近できたので、悔しいですね。しかしできることを全部やりきった結果です。鈴鹿への良いテストになったと思いますし、次のレースではやっつけます。」
霜野誠友選手「最初のウェットコンディションではペースは変わらなかったし、抜けるかなと思っていましたが、乾いてからはきつかったですね。タイヤ交換のタイミングも判断が難しかったです。まだまだ頑張らないと。鈴鹿は絶対に勝ちます。」
清瀧雄二選手「向こうの戦略に合わせて勝負しました。チームはメカニックもノーミス、ドライバーもノーミスで戦えたのに、それで10秒差のゴールというのは本当に悔しい。向こうが速かったということで完敗です。だからやり返すしかありませんね。」